大豆

　日本人は、昔から豆（大豆）を食べ、節分には豆をまいて 、悪いモノ、不幸の因子の象徴である鬼を追い払っています。

　このように、豆は私たち日本人の生活の中に溶け込んでいるわけですが、 このことが日本人が欧米人に比べて長寿命の要因になっているそうです。

　どういうことかというと、日本人は腸の中に、大豆イソフラボンを「エクオール」 （ホルモンを活性化する物質に変化さすもの）に変化させる腸内細菌を多く持っているのに対し、欧米人はその腸内細菌が少ない（持ってはいるが日本人の1/3以下）からだそうです。

　大豆は、ものすごい栄養価値があり、タンパク質が35%、脂質は20%（内訳はリノール酸50%、オレイン酸20%、α-リノレン酸10%）もあります。さらに、ビタミンk、葉酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラル多く、食物繊維も豊富です。

　日本人は、大豆を味噌とか納豆という形で上手に食べ続けてきたわけですが、 最近の食の洋風化に伴い、特に若い世代の大豆を食べる機会が減ってきて、 この大事な大事な腸内細菌がどんどん減少し、かつての日本人の1/3～1/5になってきているそうです。

　その結果、癌、心臓病、骨粗鬆症、更年期障害がどんどん増加し、平均寿命も今後低下して行くだろうということでした。

　私は毎朝、味噌汁と納豆を摂っていますが、そんなに大豆を食べてないよという方、もっと大豆を食べましょう。

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