高脂血症を防ぐ食事

　高脂血症は、高LDL血症や高トリグリセライド血症などの
低HDLコレステロール血症の総称です。

　血液中の脂質が異常な状態となっても、すぐに自覚症状が
出るわけではありませんが、放っておくと動脈硬化が進行し、
狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの病気を引き起こします。

　この高脂血症を改善するための食事のポイントは、

①主食、主菜、副菜が1品づつのバランスのとれた食事

②1日の必要カロリーは、標準体重ｷﾛｸﾞﾗﾑ（＝身長ﾒｰﾄﾙ
　　×身長×22）×20～30ｷﾛｶﾛﾘｰ

③コレステロールの多い食品（たまご、いくら、レバー、
　バター、ししゃも、たらこ等）は摂り過ぎに注意。

④食物繊維は胆汁酸とくっついて排出されるため、胆汁酸
　の元となるコレステロールを減らす働きがあります。毎食
　2品は、野菜やきのこ、海藻、こんにゃく料理を。

⑤ビタミンＥ、ビタミンＣ、カロテンは、コレステロールの酸化
　を防ぎ、動脈硬化を予防するので、果物を1日1個、芋類・
　緑黄色野菜、種実類を十分に摂取。

⑥肉に含まれる飽和脂肪酸はコレステロールを増やし、魚に
　多く含まれる不飽和脂肪酸はコレステロール値を下げます。

⑦アルコール、ジュース、果物を摂りすぎると、中性脂肪を
高めます。

⑧タバコは動脈硬化を進行させます。

⑨適度な運動は、動脈硬化を抑える働きをするＨＤＬコレステ
　ロールを増やす働きがあります。

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